Image of green



大ちゃん的には「緑」は少し怖いイメージなんだそう。

でもすごく判る気がします。
緑色は、人間に密接しているんだけれども
人間にはコントロールできなくて、
でも生きていく上で必要なもの。

例えば森。
葉緑素の「緑」から作り出される酸素で人間は生きていけるのだし、
本来は木々は恵を享受してくれる存在です。
でもその木々が集まる森は、人間の力の及ばない自然の力をより強く感じさせ、
「緑」は潜在的な『自然へ恐怖』を感じさせるのかも。

怖いゆえに愚かな人間は自然をなんとかコントロールしたいと考え、
その考えの甘さを自然は驚異的な力で見せつける。

今一番観たい映画の『ヴィレッジ』もどことなくそんな雰囲気が一部漂っているような。
まだ観てないのであくまでもイメージですが、
共存するためにお互い守らなければいけない暗黙の境界線があって、
それを超えた時には容赦なく裁かれる。

谷山浩子さんの曲の『エルフィン』も大好きなんだけど、
すっごく怖い・・・;;
人間の食べ物を口にし、森の掟を破ってしまったことで裁かれるエルフィン。

「たとえ貴方が気付かなくても 森はたぶん貴方を許さない」

大ちゃんが緑のイメージとして、
「緑というと『葉緑素』もそうだし、ずーっといくと『ミトコンドリア』までいっちゃうような・・・」
とかおっしゃってましたが、クロロフィルはともかく、
エネルギーを作り出すミトコンドリアは「緑色」ではありませんが?;(笑)
たしかにミドリの文字は入ってるけど・・・。(トコンドリ/笑)

でもね、なんとなくイメージ的には判るんですよ。
たぶんバイオ・ホラーで映画にもなった『パラサイト・イヴ』のイメージ。
事故で脳死状態となった妻の死を受け入れられず、
彼女の細胞を“Eve1”と名づけ、培養を始めてしまう生物学者。
しかしそれが自らの意思を持ち、人類に寄生(パラサイト)するミトコンドリア
“イヴ”の恐怖が訪れる・・・っていう。
ある意味禁忌を犯した故の『罪』と『罰』なわけですよね。
確かあの映画のカラーが緑色だった気がするんですけど。

・・・違ったっけ?(訊くな)


今回のアルバムの裏テーマは『背徳』とか『罪と罰』
あるいは『贖罪』なんだろうか?


★戻るにはブラウザを閉じてください★